whole と all
whole(全部、全体の)という単語が出てくると、どうしても all(すべての)との違いが気になるよね。

「全体の」という意味では「 whole 」も「 all 」同じです。

でも、いくつか注意する点があるので、まとめておきます。

 

○ all は複数名詞とともに用いられる

 all children(子どもたちはみんな) {一般的に}

  all the villagers(その村の人はみんな) {特定}
  all of the villagers でもよい

複数名詞前に直接 whole は使えません

the whole of the villagers のように、whole を「名詞」として使うことは可能です。

 

○ whole は「単数名詞」、「集合名詞」に用いられる

  the whole story(その物語全体) {単数名詞}
  the whole crew(その乗組員全員) {集合名詞}

この場合、all を使うと、

  all the story(その物語全体)
  all the crew(その乗組員全員)となる。(冠詞の位置に注意)

 

○ whole は「物質名詞」や「固有名詞」の前に直接おいては使えない

  the whole milk/money(☓) {物質名詞}
  all the milk/money(○)

  the whole London(☓) {固有名詞}
  the whole of London は使えます。(くだけた言い方)

 

○ whole を用いて、次のような表現もあります

  a whole day(まる一日)

  ten whole days または the whole ten days(まる10日間)

 

 

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