【くまのプーさん】およそ1世紀も前に書かれた本

【くまのプーさん】およそ1世紀も前に書かれた本

『くまのプーさん』(原題:Winnie-the-Pooh)はイギリスの作家、A.A.ミルンによって1926年に発表された児童小説。ほぼ1世紀も前のことです。

10のエピソードの中にくまのプーさんとその仲間たちの日常が描かれています。さらに、1928年に『プー横丁の家』(原題:The House At Pooh Corner)も同じ様に10のエピソードで出版されました。この2冊の本と、その前後に出版された2冊の詩集、「When We were Very Young」と「Now We Are Six」は今でも世界中で読み継がれています。

「くまのプーさん」が世界中の人々に愛されるようになったのには、A.A.ミルンの文筆はもちろんのこと、E.H.シェパード氏によるキュートな挿絵も大きく貢献していると言えます。 1960年代からは、ディズニーによってアニメ化され、「くまのプーさん」は不動のものとなり、そこからは多くの「名言」も生まれました。

 

< 物語とキャラクター >
物語は作者の息子、クリストファー・ロビンがくまのぬいぐるみ、プーと一緒に階段を降りてきて、お父さんに「プーの物語」をしてくれるように頼むところから始まります。登場するのは、クリストファー・ロビンとプーに加えて、ピグレット、ラビット、アウル、イーヨー、カンガとルーの親子、ティガー、ラビットの友達や親戚、それに「架空動物」のウーズルやフェファランプです。

 

エンディング「プー横丁の家」の最終章では、クリストファー・ロビンが「学校」へ行くことになって、プーさんとその仲間たちとの「お別れ」がやってきます。心暖まる感動のラストシーンです。

1つ1つのほのぼのとしたエピソードの中に、仲間に対する何気ない「思いやり」が心に響いてきます。

 

大切なのは「心」なんだということを私達に教えてくれる作品だからこそ、永遠に色褪せない物語になっているのでしょう。

 

「くまのプーさん」の第6章ではイーヨーの誕生日に、プーははちみつの入っていた「つぼ」をプレゼントします。「はちみつ」は全部自分が食べてしまったのです。

ピグレットは風船をあげようとしますが、持ってくる途中で、転んで割ってしまいます。

イーヨーは中身がからの「つぼ」と割れた風船をプレゼントにもらい、その割れた風船をつぼに入れては出して、大喜びするといった内容です。

まさに「心」を感じるられるエピソードですね。

 

また、第5章ではクリストファー・ロビン、プー、ピグレットがこんな楽しい会話をしています。

ヘファランプは架空の動物なので、誰も見たことはありません。それなのにこの3人はあたかも見たことがあるように、話を進めていますよ。

クリストファー・ロビン
I saw a Heffalump today, Piglet.
ピグレット、今日ヘファランプを見たよ。

ピグレット
What was it doing?
何してた?

クリストファー・ロビン
Just lumping along, I don't think it saw me.
ゆっくり歩いてた。向こうがボクに気付いたとは思わない。

ピグレット
I saw one once, at least, I think I did, only perhaps it wasn't.
ボクも一度見たことがあるよ。少なくとも見たと思う。ただ、そうじゃなかったかもしれない。

プー
So did I.
ボクも見たよ。

(プーはヘファランプがどういうものかと考えています。)

クリストファー・ロビン
You don't often see them.
そんなにしょっちゅうは見ないよ。

ピグレット
Not now.
最近見ないね。

プー
Not at this time of year.
1年のこの時期は見かけないね。

このような会話がなんの疑いもなくなされるところがこの本の一番の魅力だと思います。子供に聞かせる童話の中には、結構残酷なことがさりげなく語られるものが数多くありますが、「くまのプーさん」にはまったくそれがありません。世界中で愛され続けている理由を知るためにも、ぜひこの本を読んでみてください。

 

くまのプーさん(原題:Winnie-the-Pooh)を読む

Winnie-the-Pooh (Puffin Modern Classics)

『くまのプーさん (原題:Winnie-the-Pooh)』 は1926年、ミルンが44歳の時に書かれました。

プーさんと森の仲間たちとの日常が10のエピソードとして語られます。

どのエピソードも優しさとユーモアにあふれ、子供から大人まで楽しめます。


風船につかまって、高い木の上にある「はちみつ」を取ろうとしたり、
自分の足あとを「ウーズル」だと思って林の周りを回ったり、
イーヨーの尻尾をアウルが家のドアひもに使っていたり、
「ヘファランプ」という架空の動物を捕えようとしたり、
川に棒を投げて誰の棒が一番早く流れるかを競ったり・・・

プーさんとその仲間たちが繰り広げる行動はすべて、「子供の世界」です。
だから、プーさんの物語は、私たちが忘れかけている「人生において大切なものは何か」を教えてくれるのです。

 

プー横丁の家(原題:The House At Pooh Corner)を読む

The House at Pooh Corner (Winnie-the-Pooh)

『プー横丁の家 (原題:The House At Pooh Corner)』は2年後の1928年に書かれ、同じく10のエピソードで成り立っています。

特に最後の章はとても感動的で、きっと読んだ人の心をとらえることでしょう。


クリストファー・ロビンは最後の章で、「何もしないこと」をしたい、と言っています。「何しに行くの?」と聞かれて、「別に何も。」と、答えるような ー

でも、クリストファー・ロビンは、学校に行く年齢になって、「何かをしなければならない」大人の世界に入っていくことになります。だから

「何もしない」ことをするために、時々この「魔法の森」で会ってほしいと、プーにたのみます。プーや、その仲間たちは永遠に「子供の世界」にいても、クリストファー・ロビンは着実に年を取っていたのです。

プーさんの物語は、クリストファー・ロビンが「大人の世界」に旅立つことで「終わり」を向かえますが、「100エーカーの森」で繰り広げられた物語はいつまでも心の中で生き続けることでしょう。

 

プーさんと仲間たちの会話

くまのプーさん(原題:Winnie-the-Pooh)とプー横丁の家(原題:The House At Pooh Corner)の中で繰り広げられる、プーさんたちの楽しい会話を準備しました。

プーさんとその仲間たちの会話で子供の頃に戻ってみませんか。

プーさんの物語は、プーさんとその仲間たちが日常で繰り広げる行動が語られます。

時には「ありえない」と思われるようなことも、自然に受け入れていけば、誰でも納得してしまうエンディングが待っています。

会話の1コマ、1コマがほのぼのとして、純粋で、思いやりがあり、何よりもユーモアにあふれています。

大人になって忘れてしまったものを思い出させてくれるので、何度でも読み返したくなります。

 

やさしい英文法

「Winnie-the-Pooh」や「The House At Pooh Corner」が読める程度の「文法」をまとめてみました。

適当に思いついたものから順次、記事にしていたら、私たち日本人には結構「理解しがたい」部分があることに気付きました。

「文法書」のように、きちんとしたものではなく、本当に「思いつき」で書いていますので、間違いも多々あると思います。

悪しからず・・・