くまのプーさんを読む

第1章 プーさんが風船でミツバチをだまして『ハチミツ』を取ろうとするお話

 

 

【あらすじ】

クリストファー・ロビンとプーさんが階段を降りてきて、お父さんにお話をおねだりするところから始まります。お父さんは、「昔、昔、先週の金曜日頃・・・」と、話を始めました。

ある日、プーさんが森の中を歩いていると、ブンブンという音が聞こえてきます。ミツバチならハチミツだ! さっそくプーさんは音が聞こえてくる木に登りますが、あと一息のところで枝が折れて真っ逆さまに落ちていきました。

プーさんは再び考え、クリストファー・ロビンが持っている風船に乗ってハチミツを取ることを思いつきます。泥んこになって、青い風船を持ったら「青空に浮かぶ雲」に見えてミツバチを騙せるかもしれない。

クリストファー・ロビンが手を放すと、プーさんは空に昇っていきます。でも風がないので、プーさんは、風船を持ったままハチミツに近づけません。

ミツバチはますます疑っています。プーさんはすっかり疑われたミツバチに鼻を刺され、ピンチになります。

そこで、クリストファー・ロビンにお願いして、銃で風船に穴を開けてもらいます。やっとのことで、地上に降りたプーさんは、ずっと風船につかまっていたので、彼の腕は固まってしまい、そのままで何日も過ごしました。

 

第2章 ラビットの家で食べすぎたプーさんが玄関の穴につまるお話

 

 

【あらすじ】

ある日、プーさんは森を歩きながら歌を作っていました。ハミングをしながら歩いていると、大きな穴を見つけます。きっとラビットの家だと思い、穴の中に入っていきました。

中でラビットからハチミツやコンデンス・ミルクをつけたパンをごちそうになり、いざ、おいとましようと再び穴に入って何とか出ようとするもののお腹の部分が詰まってしまいました。

別の穴から外に出たラビットはプーを引っ張ろうとしますが、びくともしません。ラビットはクリストファー・ロビンを呼んできます。

クリストファー・ロビンでも同仕様もなく、彼はプーが痩せるまで1週間待つことを提案します。その間、クリストファー・ロビンは本を読んでやり、ラビットは穴の中でプーの足に洗濯物をかけていました。

1週間後、クリストファー・ロビンは「今だ!」と言って、森の仲間たちが一斉にプーを引っ張ります。

コルクのように、ポン!と穴からはじけたプーは「ありがとう」とうなづいて、何事もなかったように去って行きました。

 

第3章 プーさんとピグレットがウーズルの足跡を追いかけるお話

 

 

【あらすじ】

ある冬の日、ピグレットが家の前で雪かきをしていると、プーさんが何やら何かの跡を追っています。話を聞くと、足跡を見つけたとのこと。

ピグレットは「ウーズル」かもしれないと言い、二人で足跡を追い続けますが、足跡はいつの間にか数が増えて、ピグレットは怖くなります。

何かと言い訳をして、帰ろうとするピグレットを引き止めているうちに、プーさんは木の枝に腰掛けて様子を見ているクリストファー・ロビンに気づきます。

クリストファー・ロビンは二人が足跡を追って林の周りを回っていたこととを説明します。バツが悪くなったプーは、何事もなかったように、お昼を食べに帰りました。

 

第4章 イーヨーの尻尾をプーさんがアウルの家で見つけるお話

 

 

【あらすじ】

プーさんがイーヨーを見かけると、彼は憂うつそうにしています。イーヨーの尻尾が失くなっていることに気付いたプーさんは、イーヨーのために尻尾をみつけることにしました。

プーさんは物知りのアウルの家に相談に行きます。アウルの家の玄関には立派なドア・ベルとベル・ロープがありますが、あまり役に立っていません。

アウルはいろいろと難しい言葉で説明するのですが、プーにはちんぷんかんぷん。最後に話題がベル・ロープのことになって、プーさんはどこかで見たベル・ロープだと思いました。

アウルが森で拾ったというそのベル・ロープこそイーヨーの尻尾だったのです。

 

第5章 ピグレットがヘファランプに遭遇してびっくりするお話

 

 

【あらすじ】

クリストファー・ロビンから「ヘファランプ」を見た話しを聞いて、プーはピグレットに「ヘファランプ」を捕まえようと提案します。二人は穴を掘って中に餌としてハチミツを置くことにしました。

ピグレットが穴を掘っている間に、プーは家にハチミツの壺を取りに行きます。プーは戸棚からハチミツの壺を取り出すと、ハチミツの大半を食べてしまいました。

その壺をヘファランプの罠に仕掛けたプーとピグレットはそれぞれ家に帰って、朝を待ちます。

ところが、プーは夜中に目が覚めて、ヘファランプがハチミツを舐めていると思うと居ても立ってもおれません。こっそりとヘファランプの罠のところに行き、ハチミツを舐めようと頭を壺の中に入れてしまい、取れなくなりました。

一方、ピグレットもプーより先に「ヘファランプ」を見ようと、朝早く出かけて行きました。そこでピグレットが見たものは、頭が壺のような「ヘファランプ」です。
「助けて、助けて!ヘファランプだ、恐ろしいヘファランプだ!」と叫びながらクリストファー・ロビンに助けを求めます。

クリストファー・ロビンは事の真相が分かり、大笑いしました。

 

第6章 ゆううつそうなイーヨーが誕生日にプレゼントを貰うお話

 

 

【あらすじ】

ある日、プーさんは憂うつそうにしているイーヨーに出くわします。話を聞くと、今日はイーヨーの誕生日だけれども、プレゼントが1つもありません。

可哀想に思ったプーは、何かプレゼントをしようと家に帰ります。ちょうど遊びに来ていたピグレットにイーヨーの話をすると、ピグレットも何かプレゼントをあげることにしました。

プーは、ハチミツの壺をあげようとするのですが、ハチミツの誘惑に負けて、ハチミツを全部食べてしまいました。困ったプーさんは、アウルのところに行き、カラの壺に「誕生日おめでとう」と書いてもらい、イーヨーのところに持っていきます。

一方、ピグレットは風船をあげようと持っていく途中で、転んで風船を割ってしまいます。

「誕生日、おめでとう」と言って、割れた風船をわたすピグレット。
「誕生日、おめでとう」と書いた、カラの壺をわたすプー。

イーヨーは割れた風船を壺に出したり、入れたりしながら、とても喜んでいるイーヨーがいました。

 

第7章 ある日、森に住むようになったカンガとルー親子のお話

 

 

【あらすじ】

ラビットとプーとピグレットが最近森で見かけるカンガとベイビー・ルーの噂をしています。何とか彼らを森から追い出したい。どうすればいいか。ラビットが提案した方法は「ベイビー・ルーを捕まえる」という方法でした。

カンガの注意をそらしている間にベイビー・ルーを捕らえて、代わりにピグレットがカンガの袋に入るという作戦はうまく行き、ピグレットは「ルー」になりすましてカンガの家に行きますが、カンガは気付かないふりをして、ピグレットを風呂に入れたり、苦い薬を飲ませたり・・・

とうとう、耐えられずにピグレットは「ボクはピグレットだよ。」と叫んでも、カンガは聞く耳をもちません。

そんな時にクリストファー・ロビンがやってきて、ルーはラビットの家で遊んでいるとカンガに伝えます。でもきれいになったピグレットを見ると、「君はピグレットじゃない。きっとプーの親戚か何かの『プーテル』だ。」と言います。

こういうふうにして、カンガ親子は森に住むようになりました。

 

第8章 森のみんなで探検に出かけて『北極』を見つけるお話

 

 

【あらすじ】

ある日、プーは歌いながら歩いていると、クリストファー・ロビンが何やら冒険の準備をしています。「これから北極を見つけに行くんだ。」

プーは北極がどんなものか分からず、みんなを集めに行きます。彼が最初に会ったのはラビット、それからピグレット。しばらくすると、森の頂上にカンガ親子、アウル、イーヨー、ラビットの友達や親戚、みんなが集合していました。

「出発だ。」クリストファー・ロビンは言いました。高い岩に挟まれ曲がりくねった小川に出て、岩から岩へと小川の上流へ進んでいきました。

そんな時、小川で遊んでいたルーが溺れそうになり、みんなで助けようとします。
川下に流されていくルーを助けるためにプーは拾った長い棒を小川にかけました。ルーはそれにつかまり、ようやく川から出ることができました。

クリストファー・ロビンは言いました。「北極はプーが見つけた。」と。
(North Poleー北極、Pole というのは「棒」のことです。)

 

第9章 大雨で水に囲まれたピグレットをプーさんが救出するお話

 

 

【あらすじ】

森に雨が降り始めて、何日も降り続きました。ピグレットは家の回りに水がせまり、心細くなっています。彼は紙に「助けて」その裏に「ボクだよ。ピグレットだよ。」と書いて、瓶に詰めて水に放りました。一方、プーは楽しい夢を見ている時に突然目を覚ますと回りに水が迫っていました。

事の重大さに気づき、ぷーはハチミツの入った壺を家から全部持ち出し、高い枝の上に座って雨が止むのを待ちました。四日目の朝、彼は流れ着いた瓶を見つけます。何て書いてあるのか分からなかったので、プーはその瓶に乗って、クリストファー・ロビンのところに行きます。

やっとのことでクリストファー・ロビンに会うことができて、メッセージを読んでもらうと、ピグレットが大変危険な状態であることを知ります。

どうにかして助けに行きたいと思ったプーは傘を浮かべてボートの替わりにすることを思いつきます。

傘のボートに乗ったプーを見つけた時のピグレットの喜びようをあなたは想像できますか?

 

第10章 みんなでパーティを開いて物語は終わります

 

 

【あらすじ】

森に太陽が戻ってきしたある日、クリストファー・ロビンは「洪水からピグレットを救ったプー」のために、パーティを開きます。

森の仲間が全部集まり、パーティが始まりました。みんなが程よく食べたところで、クリストファー・ロビンはスピーチを始めましたが、プーへのプレゼントを探している間にイーヨーがあたかも自分のためのパーティであるかのようなスピーチを始めます。

あっけに取られていると、ようやくクリストファー・ロビンがプレゼントを見つけ出しました。それは「B」と書いてある鉛筆と「HB」と書いてある鉛筆でした。
B は Bear(クマ)、HB は Helping Bear(助けてくれるクマ)のことです。

パーティが終わり、プーとピグレットは二人並んで家に帰りました。