接続詞 + 文(主語・動詞)という「かたまり」が「動詞」にかかるものを「副詞節」といいます。
<副詞節をつくる接続詞>
例えば、because
because は「~なので」という意味をもつ「接続詞」です。
We didn't swim because it was very cold.
とても寒かったので、私たちは泳がなかった。
「動詞(述部)」にかかるものを「副詞」といい、、
「文」というかたまりでどこかにかかっていくものを「節」というので、
「because it was very cold」 は 「didn't swim」 にかかる「副詞節」ということになります。
Because it was snowing, I didn't go out.
雪が降っていたので、私は外出しなかった。
(「副詞節」は文頭に置くときは、「,」で区切ること)
because は
Why are you so happy?
ー Because I have passed the exam.
のように、Why で尋ねる疑問文に対する答えの文でも使います。
though は「~だけれども」という意味をもつ「接続詞」です。
Though it was snowing, she went out.
彼女は雪が降っていたけれども、外出した。
It was snowing, but she went out. と書き換えることができます。
「時」や「条件」を表す「副詞節」
if は「もし~ならば」という意味の「接続詞」です。
If it rains tomorrow, I will stay home.
明日、雨なら私は家にいよう。
「If it rains tomorrow」 は「条件」を表す「副詞節」です。
注意すべき点は、「未来」の話なのに、「現在形」になっていることです。
「条件」は「If」を意識するだけで十分ですが、
「時」を表す「副詞節」はたくさんあります。
when は「~するとき」という意味で、「副詞節」を作ります。
When I got home, it began to rain.
私が家に着いたとき、雨が降り始めた。
「時を表す副詞節」でも「過去」の場合は問題ありません。
When I arrive at the station, I'll call you.
駅に着いたら、あなたに電話します。
これが、「時を表す副詞節」の中では、未来形を「現在形」にするということです。
※ 「時を表す副詞節」は他にもいくつかあるので、例をあげておきます。
As soon as I get home, I'll give you a call.
家に着いたらすぐに、電話を差し上げます。
Brush your teeth, before you go to bed.
寝る前に歯を磨きなさい。
I'll wait until you come back.
あなたが戻るまで私は待ちます。
(until は till に置き換えることができます)
最後に
「副詞節」は文の前にも後ろにも置くことができるので、「訳」すときに注意が必要です。
「接続詞」+「文」を「ひとかたまり」として、意味を取りましょう。
I was watching TV, when my father came home. を
「私がテレビを見ている時に、お父さんが帰ってきた。」としないように・・・