
冠詞とは「名詞」の前に付く語
冠詞には、「不特定」のものや人に対してつける、a と 「特定」のものや人につける、the があります。
「a」には「一つの」という意味がありますが、特に数を問題にしないときは、訳す必要はありません。
I saw a soccer game on TV yesterday.
私は昨日テレビでサッカーの試合を見ました。
The game was very exciting.
その試合はとても面白かった。
「1つのもの」で最初に出てくる語には「a」が付いて、
2度目からは「the」になるのが基本の形です。
「a」を付ける場合、次にくる語の「発音」が「母音」のとき、「an」となります。
an apple
an hour
an interesting book
「アルファベット」の文字で判断せずに、あくまで「発音」が重要です。
hour[アゥア] honest[オウニスト]
【注】a year (year の発音は母音ではありません)
お互いにわかっている語には the
Will you open the window?
窓を開けてくれませんか?
(お互いにどの窓かわかっています)
Shall we walk in the park?
公園を歩きましょうか?
お互いにどの公園かわかっている)
Pass the salt, please.
塩を取ってください。
(お互いどの塩かわかっている)
複数形や数えられない名詞の場合
I don't like dogs.
私は犬が好きではない。
(「犬というもの」を表すときは、単に「複数形」にするとよい)
I have some questions.
いくつか質問があります。
I want some orange juice.
私はオレンジジュースが欲しい。
「不特定」の複数名詞や数えられない名詞には some(いくつかの、いくらかの)が付くことが多い。
特定なものであれば、「複数名詞」にも「数えられない名詞」にも the が付きます。
I saw the men at the station.
私はその男たちを駅で見ました。
The orange juice is sour.
そのオレンジジュースはすっぱい。
名詞に所有格や指示語が付いていれば、a や the はつけません。
my book that picture
a や an を使った慣用表現
three hours a day
1日に3時間
once a year
1年に1度
ten miles an hour
時速10マイル
A rabbit has long ears.
うさぎというものは耳が長い。
Have a good time.
for a long time などの「慣用表現」
the を使った慣用表現
The sun rises in the east.
太陽は東から昇る。
(「太陽」や「東西南北」は1つしかないので the が付く)
He won the first prize.
彼は1等賞をとった。
only や first / second などの形容詞が付いた場合、the が付く。
Mary can play the violin.
メアリーはバイオリンを弾くことができる。
( play the 楽器)と覚えましょう!
in the morning / in the afternoon
「午前・午後」の表現
By the way(ところで)などの慣用表現
「山」や「川」「海」などの「固有名詞」には the が付きます。
the Alps(アルプス山脈)
the Nile(ナイル川)
the Pacific Ocean(太平洋)
冠詞を付けない慣用表現
「学校に行く」 go to school
「寝る」 go to bed
「サッカーをする」 play soccer
「食事」 breakfast / lunch / dinner
「学科」 science / physical education
at night(夜に) / by car(車で)