関係代名詞と呼ばれる形容詞(節)

関係代名詞は「文」の形で名詞を修飾

関係代名詞は「文」の形で1つ前の名詞(先行詞)を修飾するので「形容詞(節)」になる。

The man ( who is playing the guitar )is Mike.
ギターを弾いている)人はマイクです。

関係代名詞 who の直前にある「名詞」のことを「先行詞」といいます。
先行詞 the man を( who=その人は)( is playing=弾いています)( the guitar=ギターを)という文で修飾しています。

【関係代名詞の表】

  主格 所有格 目的格
  who whose whom
  which whose which

関係代名詞は「文」の形で使われるので、普通の所有代名詞のように主格、所有格、目的格があります。
また、「人( who )」と「物 ( which )」を区別しています。

注)「所有格」以外に対して that という関係代名詞を使うことができます。
注)「目的格」は省略してもかまいません。

関係代名詞を含む文をいくつか見てみよう

I have an aunt ( who lives in Tokyo ).
私には(東京に住んでいる)おばがいます。
I have an aunt(おばを)(who=彼女は)(lives=住んでいる)(in Tokyo=東京に)

注)先行詞の an aunt を who(彼女は)と主格に置き換えて「文」を作っています。

The dog ( which is running over there )is Tom's.
(向こうを走っている)犬はトムのです。
先行詞 the dog which(=その犬は)is running(=走っている)over there(=向こうを)is Tom's.

注)先行詞が「人」ではないので which を使います。

 

次に「目的格」の例文を見てみます。

The boy ( whom Mary loves )is Tom.
(メアリーが愛している)男の子はトムです。

注)先行詞 the boy に対して whom(その男の子)と「目的格」に置き換えるとスムーズに文が流れます。

This is the cat ( which she gave me).
これは(彼女が私にくれた)猫です。

注)先行詞 the cat に対して which(それ)「彼女が私にくれた」とすれば、「彼女が私にくれた猫」が表現できます。

 

次に、「所有格」の例文を見てみましょう。

I know a girl ( whose father is a doctor ).
私は(お父さんが医者である)女の子を知っています。

先行詞「女の子」に、「お父さんが医者である」を飾るには a girl ( whose =女の子の)( father =お父さんが)( is a doctor=医者です)と続けます。

He lives in a house ( whose roof is red ).
彼は(屋根が赤い)家に住んでいる。

「屋根が赤い家」であれば、先行詞「家」の後に「その家の( whose )屋根は赤い」とすればいいのです。

 

注意すべき関係代名詞

The first movie ( that I saw )was Snow White.
私が初めて観た映画は『白雪姫』でした。

先行詞the first などの序数the lastthe only がつくと関係代名詞は that となります。
先行詞最上級がついたり、all、every、ーthing がきても that になります。

 

This is the house ( in which he lives ).
これは(彼が住んでいる)家です。

the house ( in which=その家の中に)( he=彼は)( lives=住んでいる)

この場合、in which の in をlives の後に置くこともできます。
This is the house ( which he lives in ).

関係代名詞の「目的格」はよく省略されます。

The boy ( whom ) I met in the park yesterday is Tom.
(私が昨日公園で会った)少年はトムです。

The girl ( whom ) I talked with is my cousin.
私が話をした女の子は私のいとこです。

The girl with whom I talked is my cousin.
whom の前に「前置詞」があれば whom は省略できません

 

少し、上級になりますが・・・

「こと」「もの」が先行詞にくる場合、その先行詞を含んだ関係代名詞 what がよく使われる。
This is the thing ( which ) I bought.
これは(私が買った)ものです。

=This is what I bought.

 

親しみがあれば動物でも who を用いることができる
We had a dog who loved going for a walk.
私達は(散歩に出るのが大好きな)犬を飼っていた。

 

先行詞が補語の場合、that を用い、省略できる。
She is not the wonderful singer (that) she used to be.
今の彼女は(以前のような)すばらしい歌手ではない。

He is not the man (that) he was ten years ago.
今の彼は10年前そうだった男ではない。

 

関係代名詞の後に there is の構文が来ると that を用いる。
・・・the best work (that) there is in ・・・
今・・・に存在しる最善の仕事

 

 

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