時制の一致

時制の一致

時制の一致 というのは、「主語と動詞が2つ以上あるような1つの文」で「最初の動詞の時制」に「後ろの動詞の時制」を合わせることをいいます。

例えば、

I know you are busy. (私はあなたが忙しいのは知っています。)

という文は、2つの動詞、 know と are が同じ現在形です。その最初の動詞、 know を過去形 knew にすると、

knew you were busy. (私はあなたが忙しいのは知っていました。)

と、「最初の動詞の時制」に「後ろの動詞の時制」を合わせなければなりません。

主節の動詞 know が 過去形 knew になると、それに合わせて、are も were と過去形にする。これを時制の一致といいます。

 

主節の動詞が過去形になれば、後に続く動詞・助動詞は単に「過去形」に

I believe he will come back soon.
私は彼がすぐに戻るだろうと信じている。

I believed he would come back soon.
私は彼がすぐに戻るだろうと信じていた。

注)未来形 will come が一つ時制が戻って、現在形の come/comes になるわけではありません。will が過去形 would となります。

 

主節の動詞が「現在形」で、後ろの動詞が「過去形」とズレている場合

I think he was sick.
彼は病気だったと思う。

I thought he had been sick.
彼は病気だったと思った。

注)think が過去形 thought になった場合、was はさらに1つズラして、大過去の had been となります。

時制の一致を受けない場合もある

We leared that the earth is round.
私達は地球は丸いということを学んだ。(不変の真理は常に現在形

Mr. Okuda asked me what my father does.
奥田先生は私に父の職業は何かとたずねた。(現在の状態・職業は現在形

Did you know that Civil War broke out in 1861?
南北戦争は1861年に勃発したことを知っていましたか。(歴史上の事実は常に過去形

John said if he were rich, he would buy a car.
ジョンはもし金持ちだったら、車を買うのにと言った。(仮定法は時制の一致は受けない

 

時制の一致の考え方で大事なことは、「最初の動詞の時制」を元にして、後の動詞はそれと同じ時制なのか、それより以前の時制なのか、それとも時制を超越しているかを判断することです。

 

 

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