Ch.8-5 「大丈夫、ルー坊や?」カンガは呼びかけました

第8章 北極を探しに行くお話

小川のそばで休んでいると、ルーが川に落ちて、下のほうへ流されて行きます...

 

(5)

昼食を食べ終わるとクリストファー・ロビンはラビットにささやきました。

ラビットは、「そうだね。もちろん。」と答えて、二人は小川の少し上の方へ歩いて行きました。

“I didn’t want the others to hear,” said Christofer Robin.
「みんなに聞かれたくなかったんだ。」クリストファー・ロビンは言いました。

Quite so,” said Rabbit, looking important.
そうだね。」ラビットはもったいぶって言いました。

Quite so : まったくその通り
important : ここではもったいぶって、偉そうにの意味

“It’s ー I wondered ー It’s only ー Rabbit, I suppose you don’t know, What does the North Pole look like.”
「実は、思ってたんだ。ただ、ラビット、君は「北極」がどんなものか知らないよね。」

What … look like : どのようなものか

“Well,” said Rabbit, stroking his whiskers. “Now you’re asking me.”
「じゃあ、君はボクにきいてるんだね。」ラビットは髭をなでながら言いました。

クリストファー・ロビンが知らないことをラビットに尋ねてくれたことで、得意になっています

“I did know once, only I’ve sort of forgotten,” said Christofer Robin carelessly.
「前は知ってたけど、ちょっと忘れたんだよ。」クリストファー・ロビンはさり気なく言いました。

【英語の勉強】動詞の強調→

“It’s a funny thing,” said Rabbit, “but I’ve sort of forgotten too, although I did know once.”
面白いね。ボクも忘れたんだよ。前は知ってたけど。」ラビットは言いました。

もちろん、ラビットも知りません

“I suppose it’s just a pole stuck in the ground?”
地面に突き刺さった棒じゃないかな?」

“Sure to be a pole,” said Rabbit, “because of calling a pole, and if it’s a pole, well, I should think it would be sticking in the ground, shouldn’t you, because there’d be nowhere else to stick it.”
「きっと棒だね。pole(棒)と言うくらいだから。それに棒だったら、確かに地面に突き刺さってるはずだね。他に突き刺せるところはないから。」ラビットは言いました。

stick : 突き刺さる、突き刺す stick – stuck – stuck

“Yes, that’s what I thought.”
「そう、ボクもそう思うんだ。」

“The only thing,” said Rabbit, “is, where is it sticking?”
「ただ、それがどこに刺さっているのか?」ラビットは言いました。

“That’s what we’re looking for,” said Christofer Robin.
「それをぼくらは探してるんだ。」クリストファー・ロビンは言いました。

クリストファー・ロビンとラビットはみんなの所に戻りました。

ピグレットは仰向けになって、すやすやと眠っていました。

ルーは小川で顔と手を洗っていました。

カンガは自慢げに彼が自分で顔を洗うのは初めてだとみんなに説明しました。

そしてアウルはカンガに「百科事典」とか「ツツジ」といった長い単語がいっぱい出てくる面白い逸話を話していましたが、カンガは聞いていませんでした。

注)百科事典:encyclopedia  ツツジ:rhododendron のような長い単語

“I don’t hold with all this washing,” grumbled Eeyore. “This modern Behind-the-ears nonsense. What do you think, Pooh?”
「こんなふうに顔を洗うのは賛成できないなあ。こんな今風のお子ちゃまの馬鹿げた行動。君はどう思う、プー?」イーヨーはぶつぶつつぶやきました

hold with : (主に否定文で)賛成できない
grumble : ぶつぶつ言う
Behind-the-ears nonsense : 子供は顔を洗って耳の後ろを拭き忘れること

“Well,” said Pooh, “I think ー “
「そうだね、ボクはー」プーが言おうとしました。

しかしプーがどう思っているのか知ることもなく、突然ルーが「キャッ!」っという声と水しぶきとカンガの大きな叫びがありました。

So much for washing,” said Eeyore.
「顔を洗う話はこれでおしまい。」イーヨーは言いました。

So much for ~ : ~はおしまい

“Roo’s fallen in!” cried Rabbit, and he and Christofer Robin came rushing down to the rescue.
「ルーが落ちた!」ラビットが叫んで、クリストファー・ロビンと救助に向かいました。

Look at me swimming!” squeaked Roo from the middle of his pool, and was hurried down a waterfall into the next pool.
ボクの泳ぎ見て!」ルーは小川の淀みの真ん中で高い声で言いました。そして次の淀みへ急な流れ駆け下りました

look at me swimming : ボクが泳いでいるのを見る 【英語の勉強】知覚動詞→
waterfall : 滝、小川のすこし落下している部分

“Are you all right, Roo dear?” called Kanga anxiously.
「大丈夫、ルー坊や?」心配そうにカンガは呼びかけました。

“Yes!” said Roo. “Look at me swー” and down he went over the next waterfall into another pool.
「大丈夫だよ!見てボクのおよー」彼は次の流れを下りてもう1つの淀みに行きました。

誰もが助けようと何かをしていました。ピグレットは突然目を覚まして、ジャンプしながら、「おぉ、まあ」と言っていました。

アウルは急な咄嗟の溺れの場合、大切なことは水から頭を出すことだ、と説明していました。

カンガは土手をジャンプしながら、「本当に大丈夫、ルー坊や!」と言っていました。それに対して、ルーは今どこの淀みにいても、「見て、ボクの泳ぎ!」と答えていました。

イーヨーは向きを変えて、ルーが落ちた最初の淀みに尻尾を入れて、溺れた場所に背中を向けて、静かにブツブツと、「顔洗いとはいえ、ボクの尻尾につかまれよ、ルー坊や、そうすれば大丈夫だから。」と言っていました。

クリストファー・ロビンとラビットはイーヨーの前を急いで通り過ぎて、前方のみんなに呼びかけていました。

「大丈夫、ルー、すぐ来るから。」クリストファー・ロビンは叫びました。

「誰か、下の方で小川に何か架けてくれ。」ラビットは叫びました。

 

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