Ch.7-1 ああ、それとイーヨー、彼を忘れてた

第7章 カンガとベイビー・ルーのお話(1)

森に住んでいるのは、プーとピグレット、ラビット、アウル、イーヨー、そしてある日、カンガとルー親子が住みついていました...

 

(1)

誰も彼らがどこからきたのか知りません。

しかし、彼らは森にいたのです。カンガとベイビー・ルー。

「彼らはどうやってここに来たの?」プーがクリストファー・ロビンに尋ねた時、クリストファー・ロビンは言いました。

普通に。ボクの言う意味がわかるなら、プー。

よく分からなかったプーは、「おう!」と言って、それから2度頷いて、「普通にか、ああ!」と言いました。

それから、彼は友達のピグレットの家を訪問して彼がどう思うか確かめました。

そしてピグレットの家にはラビットがいて、いっしょにそのことを話し合いました。

「普通に。ボクの言う意味がわかるなら、プー。」?
【原文】は、"In the Usual Way, if you know what I mean, Pooh." となっています。
どうしてカンガとルー親子が森に住むようになったのか、特別な理由はないし説明しにくいという意味でしょう。「わかってよ。」という意味で、You know what I mean. はよく使われます。

"What I don't like about it is this," said Rabbit. "Here are we ー you, Pooh, and you, Piglet, and Me ー and suddenly ー "
「気に入らないのはこのことさ。ここにボクらがいる ー プー君と、ピグレット君とそれにボク ー それに突然 ー」ラビットが言いました。

"And Eeyore," said Pooh.
「それにイーヨーもいるよ。」プーは言いました。

"And Eeyore ー and then suddenly ー"
「それにイーヨー、 それに突然 ー」

"And Owl," said Pooh.
「それにアウルも。」プーは言いました。

"And Owl ー and then all of a sudden ー"
「それとアウル ー それなのに突然ー」

"Oh, and Eeyore," said Pooh. "I was forgetting him."
「ああ、それとイーヨー、彼を忘れていた。」プーは言いました。

"Hereーweーare," said Rabbit very slowly and carefully, "allーofーus, and then, suddenly, we wake up one morning and, what do we find? We find a Strange Animal among us. An animal who carries her family about with her in her pocket! Suppose I carried my family about with me in my pocket, how many pockets should I want?"
「ここにー僕らがーいる。」ラビットはゆっくりと注意深く言いました。「僕らーみんなー、それなのに突然、朝、目を覚ますと、何を見つける?僕らにまじって奇妙な動物だ。家族をポケットに入れて持ち運んでる動物だよ。考えてもごらん、ボクがポケットに家族を入れて持ち運ぶんだよ、いくつポケットが要る?」

"Sixteen," said Piglet.
「16だ。」ピグレットは言いました。

"Seventeen, isn't it?" said Rabbit. "And one more for a handkerchief ー that's eighteen. Eighteen pockets in one suit! I haven't time."
17じゃないか?それにハンカチを入れるのにもう1つ ー 全部で18だ。1つのスーツに18のポケットだよ。そんなヒマないよ。」ラビットが言いました。

注)I haven't time ; ヒマがない。(そんなにたくさんのポケットを作ってるヒマはないということでしょうか。)

長い考える沈黙がありました・・・

そしてしばらく一生懸命眉を動かしていたプーが言いました。

"I make it fifteen."
「15だと思うな。」

I make it fifteen. とは?
make にはいろんな意味があります。ここでは「~にする」の意味です。「何時ですか」ときくのに、 What time do you make it? とかいいます。アメリカでは、 Do you have the time? とも言いますね

"What?" said Rabbit.
「何?」ラビットが言いました。

"Fifteen."
「15だ。」

"Fifteen what?"
「15が何?」

"Your family."
「君の家族さ。」

"What about them?"
「家族がどうしたの?」

プーは鼻をこすって、ラビットが自分の家族の話をしていると思って、言いました。

"Did I?" said Rabbit carelessly.
「ボクが?」ラビットは何気なく言いました。

"Yes, you said ー "
「そう、君は ー」

"Never mind, Pooh," said Piglet impatiently. "The question is, What are we to do about Kanga?"
「何でもないよ、プー」ピグレットは我慢できずに言いました。「問題は、カンガをどうするかだ。」

"Oh, I see," said Pooh.
「ああ、分かった。」プーは言いました。

注)impatiently : 我慢できずに
注)be to : 意志、願望、可能 等の意味がある。