Ch.6-7 何色だった?これがまだ風船だったときは

第6章 イーヨーの誕生日にプレゼントを貰うお話(7)

ピグレットは割れた風船を申し訳なさそうにイーヨーに渡します...

 

(7)

「誕生日おめでとう」ピグレットはもう一度言いました。

"Meaning me?"
「ぼくのこと?」

注)Meaning me? : Are you meaning me?(ボクのことを意味してるの?)

"Of course, Eeyore."
「もちろんだよ。イーヨー」

"My birthday?"
「ボクの誕生日?」

"Yes."
「そう。」

"Me having a real birthday?"
「ボクの本当の誕生日?」

"Yes, Eeyore, and I've brought you a present."
「そうだよ、イーヨー。キミにプレゼントを持って来たんだ。」

イーヨーは右耳から右のヒズメをおろして、振り返って、どうにか左のヒズメをあてました。

"I must have that in the other ear," he said. "Now then."
「もう一方の耳でも聞かなくちゃ。さあ。」と、彼は言いました。

注)have that : hear that のこと

"A present," said Piglet very loudly.
「プレゼントだよ。」ピグレットは大声で言いました。

"Meaning me again?"
「ボクのことを言ってるの?」

"Yes."
「そうだよ。」

"My birthday still?"
「まだぼくの誕生日?」

"Of course, Eeyore."
「もちろんだよ、イーヨー。」

"Me going on having a real birthday?"
「本当の誕生日が続いているの?」

"Yes, Eeyore, and I brought you a balloon."
「そうだよ、イーヨー、君に風船を持ってきたんだ。」

"Balloon?" said Eeyore. "You did say balloon? One of those big coloured things you blow up? Gaiety, song-and-dance, here we are and there we are?"
「風船?風船って言った?あの大きな色のついた膨らませるやつ?楽しく歌ったり踊ったりこっちやあっちで?」イーヨーは言いました。

注)did say : said(言った)を強調したもの

"Yes, but I'm afraid ー I'm very sorry, Eeyore ー but when I was running along to bring it you, I fell down.
「そうだよ、でも思うにーごめんね、イーヨー。それを持って走ってたら、転んじゃって。」

I'm afraid (思う)は次に嫌なことを言うときに使います。

"Dear, dear, how unlucky! You ran too fast, I expect. You didn't hurt yourself, Little Piglet?"
「おやおや、ついてないね!急ぎすぎたんだね。怪我しなかったかい、ピグレット。」

注)I'm afraid :~ではないかと思う(次に嫌なことを言うときに使います)
注)hurt yourself : 怪我をする

"No, but I ー I ー oh, Eeyore, I burst the balloon!"
「してないけど、イーヨー、風船を割ってしまったんだ!」

とても長い沈黙がありました。

"My balloon?"
「ボクの風船?」

"Yes, Eeyore," said Piglet sniffing a little. "Here it is. With ーwith many happy returns of the day."
「そうなんだ。イーヨー。これがそうだよ。誕生日おめでとう。」鼻を少しクンクンさせながらピグレットが言いました。

注)burst :割る、破裂させる
注)sniff : 鼻をくんくんさせる
注)Here it is. : さあどうぞ。(相手に手渡しながら)

そして彼は小さな湿気たぼろきれをあげました。

"Is this it?" said Eeyore, a little surprised.
「これがそれ?」イーヨーは少し驚いて言いました。

ピグレットはうなづきました。

"My present?"
「ボクのプレゼント?」

ピグレットは再びうなづきました。

"The balloon?"
「風船?」

"Yes."
「そうだよ。」

"Thank you, Piglet," said Eeyore. "You don't mind my asking," he went on, "but what colour was this balloon when it ー when it was a balloon?"
「ありがとう、ピグレット。」イーヨーは言いました。「尋ねてもいいかな。何色だった、これが ー まだ風船だったときは。」と、続けました。

注)a little surprised :少し驚いて(分詞構文)
注)You don't mind my asking : ボクが尋ねても気にしないよね

"Red."
「赤だよ。」

"I just wondered. . . .Red," he murmured to himself. "My favourite colour. . . . How big was it?"
「そうだと思った、赤だ。」彼はつぶやきました。「ボクの好きな色だ。どのくらいの大きさだった?」

"About as big as me."
「ボクと同じくらい。」

"I just wondered. . . . About as big as Piglet." he said to himself sadly. "My fabourite size. Well, well."
「思ったとおりだ・・・ピグレットと同じくらい。」彼は悲しそうに言いました。「ボクの大好きな大きさだ。やれやれ。」

ピグレットはとても惨めに感じて、何と言ったらいいかわかりませんでした。

彼はまだ何か言おうと口を開けていました。

そして、それを言っても何にもならないと心に決めた時、川の向こうから叫び声が聞こえました。それはプーでした。

注)murmur : つぶやく
注)favorite :大好きな
注)about as big as me :ボクと同じくらいの大きさ