Ch.3-3 ちょっと思い出した用事があって

第3章 プーがウーズルを捕まえようとするお話(3)

前回のあらすじ
プーが追っていくと、足跡が2つになりました。プーはピグレットを誘い、2人で追うことにしました。すると、足跡がもう一つ増えて、3つになりましたが、今度の足あとはどうやら前の2つとは違っています。

 

(3)

それから突然、プーさんは再び立ち止まり、涼しくなるように鼻の先を舐めました。

というのは、今まで以上に熱く、心配になっていたからです。

彼らの前には4匹の動物がいました。

"Do you see, Piglet? Look at their tracks! Three, as it were, Woozles, and one, as it was, Wizzle. Another Woozle has joined them!"
「見えるかい、ピグレット?あの足跡を見てごらん!まるで3匹のウーズルと、もう1匹、絶対、ウィズル、そしてさらにもう1匹のウーズルが彼らに加わったんだ!」

注)tracks :足あと
注)as it were : いわば、まるで
注)as it was : 実際のところ、絶対に
注)join :加わる

確かにそういうふうに見えました。

こちらではお互いが交差していたり、そちらではお互いが混ざり合ってたり、時々明らかに4匹の足跡がありました。

「ボクが思うに」ピグレットは言いました。

彼も鼻の先を舐めたけど、少しも慰めにならないことが分かりました。

"I think that I have just remembered something. I have just remembered something that I forgot to do yesterday and shan't be able to do tomorrow. So I suppose I really ought to go back and do it now."
「ちょっと思い出したことがあって。昨日するのを忘れてて、明日では絶対だめなことを今思い出したんだ。だからこれから家に帰ってそれをしようと思うんだけど。」

ピグレットが言いたいことは?
とても怖くなって、この場を離れたいから、一生懸命に家に帰る口実を作っています。

注)forgot to do : 何かをするのを忘れた (まだしていない)
注)shan't be able to do : shan't = shall not (絶対だめ)+ be able to (~できない)
(ピグレットはとても怖がって、はやく家に帰りたがっています。)
注)suppose :思う
注)ought to :~すべきだ

"We'll do it this afternoon, and I'll come with you," said Pooh.
「午後にしようよ。手伝いに来るから。」と、プーが言いました。

注)I'll come with you : 一緒に手伝ってあげるよ のニュアンス

"It isn't the sort of thing you can do in the afternoon," said Piglet quickly. It's a very particular morning thing, that has to be done in the morning, and, if possible, between the hours of ー What would you say the time was?"
「午後にできるようなもんじゃないんだ。朝のうちにしなければならない特別な朝の仕事なんだ。そしてできるなら ー の時間に ー 今何時だい?」と、ピグレットはあわてて言いました。

注)particular morning thing :朝しなければならない特別な仕事
注)if possible :できるなら
注)What would you say the time was? : 今の時間、わかる?

"About twelve," said Winnie-the-Pooh, looking at the sun.
「12時くらいかな。」プーさんは太陽を見て言いました。

"Between, as I was saying, the hours of twelve and twelve five. So, really, dear old Pooh, if you'll excuse meーWhat's that?"
「言ってたように、12時から12時5分の間にする仕事なんだ。だから、ほんとに、プー、もし良かったらーあれは何?」

注)if you'll excuse me : よかったら(もし許してくれるなら)will を使うことで丁寧さを表しています ー 「おいとま」するときによく使われます

プーはもう一度口笛を聞くと、空を見上げました。

彼は大きな樫の木の枝を見ると、そこに彼の友達がいました。