Ch.3-2 足跡はまだ彼らの前に続いています

第3章 プーがウーズルを捕まえようとするお話(2)

前回のあらすじ
ピグレットは森の真ん中にある「ブナの木」に住んでいます。ある日、家の前の雪かきをしていると、プーさんがヤブの周りを歩いていました。「何をしてるの?」とたずねると、「狩りだよ。」と答えます。プーは「足あと」を見つけたのです。ピグレットは「ウーズルの足あと」だと思い込みます。

 

(2)

こう言って、彼は足跡を追い続けました。

ピグレットは少し彼を見て、走って彼を追いました。

プーさんは突然止まって、分からないといった様子で、足跡を覗き込みました。

"What's the matter?" asked Piglet.
「どうしたの?」ピグレットが尋ねました。

注)What's the matter? : どうしたの? What's wrong? とも言う

"It's a very funny thing," said Bear, "but there seem to be two animals now. Thisーwhatever-it-isーand the two of them are now proceeding in company. Would you mind coming with me, Piglet, in case they turn out to be Hostile Animals?"
「おかしいな。今、2匹動物がいるみたいだ。これはーそれが何であれー今2匹が一緒になって進んでる。一緒に来てくれないか、ピグレット、彼らが敵意のある動物だといけないので。」プーは言いました。

注)funny :おかしな
注)seem to : ~のようだ
注)whatever-it-is :それが何であれ
注)proceeding in company : 一緒になって進んでいる
注)Would you mind ~ing? : ~してくれないか?
注)in case : ~するといけないので
注)turn out :~だとわかる
注)hostile : 敵意のある

ピグレットはカッコよく耳を引っかきながら、金曜日までは何もすることがないし、もしウーズルだったらいけないので、喜んでついてくるよと言いました。

「つまり、2匹のウーズルだといけないし。」と、プーさんが言うと、ピグレットはとにかく金曜日までは何もすることがないと言いました。

それで、彼らは一緒に出かけました。

ちょうどここにカラマツの小さな雑木林がありました。

それは、もしそうだとすれば、2匹のウーズルが、この雑木林の周りを動いているように見えました。

プーとピグレットは彼らを追って進みました。

ピグレットは、おじいちゃんの Trespassers W が追跡の後のコリを取るのに何をしたかとか、おじいちゃんの Trespassers W が晩年、喘息で苦しんだとか、その他おもしろいことを話して、時を過ごしました。

プーはおじいちゃんて何だろう、今追っているのが2匹のおじいちゃんだったら、もしそうなら、片方を家に持ち帰って飼うのを許してくれるだろうか、クリストファー・ロビンは何て言うだろう、と考えていました。

足跡はまだ彼らの前に続いていました。

突然、プーさんは立ち止まって、すぐ前を指差して、

"Look!"
「見て!」

"What?" said Piglet, with a jump. And then, to show that he hadn't been frightened, he jumped up and down once or twice in an exercising sort of way.
「何?」とピグレットはジャンプして言いました。それから怖がってはいないことを示すために、体操をしているように1,2度ジャンプしました。

注)be frightened : 怖がっている
注)in an exercising sort of way :体操をしているように(ピグレットの仕草がかわいいですね。)

jumped up and down once or twice in an exercising sort of way とは?
怖がりピグレットが驚いてジャンプしたことをさとられないように、さらに1,2回ジャンプして体操をしているように思わせたかったのです。

"Tracks!" said Pooh. "A third animal has joined the other two!"
「足跡だ!3番目の動物が前の2匹に加わってる!」プーは言いました。

"Pooh!" cried Piglet. "Do you think it is another Woozle?"
「プー!別のウーズルだと思う?」

"No," said Pooh, "because it makes different marks. It is either Two Woozles and one, as it might be, Wizzle or Two, as it might be, Wizzles and one, if so it is, Woozle. Let us continue to follow them."
「違うと思う、足跡の形が違うから。2匹のウーズルと、ひょっとしたらウィズルかもしれない1匹、あるいはウィズルかもしれない2匹と、もしそうならウーズル1匹だ。彼らの後を追ってみよう。」と、プーは言いました。

注)join :加わる
注)either ... or ... : ~か~かのどちらか
注)as it might be, Wizzle : ひょっとしたらウィズルかもしれない
注)if so it is : もしそうであれば
注)continue to ~ :~し続ける

そして、彼らはその3匹の動物が敵意を持っている場合に備えて、少し不安になりつつも後を追いました。

そしてピグレットは T. W. おじいちゃんが別のところではなくここにいてくれたらなあと思いました。

プーはもしクリストファー・ロビンと突然、でも偶然に会ったらいいなと思っていました。

彼はクリストファー・ロビンが大好きだったからです。