Ch.1-6 君の銃で風船を撃ってくれ

第1章 プーさんが風船でハチミツを取りに行くお話(6)

前回のあらすじ
風船につかまって、空に浮かんでいたプーさんは、「ハチ」刺されてしまいました。「ハチミツ」をあきらめることにしたぷーさんは地上に降りることにしますが、手をはなすわけにはいきません...

 

~ 6 ~

ハチは相変わらず疑って、ブンブンと音を出していました。
何匹かは巣を離れ、雲(プー)が歌の2番を歌い始めた頃、雲の回りに集まって来ました。
その中の1匹が雲の鼻の上に止まり、再び立ち去って行きました。

"Christofer ー ow! ー Robin," called out the cloud.
「クリストファー痛ッ!ーロビン」雲は叫びました。

"Yes?"
「何?」

"I have just been thinking, and I have come to a very important decision. These are the wrong sort of bees."
「考えていたところだけど、とても重大な結論にたどり着いたよ。これらは悪い種類のハチだ。

注)decision :結論
注)the wrong sort of :悪い種類の

"Are they?"
「そうなの?」

"Quite the wrong sort. So I should think they would make the wrong sort of honey, shouldn't you?"
「とても悪いハチだよ。だから彼らは悪いハチミツを作ると思ったほうがいい。」

注)quite the wrong sort :まったく違う種類
注)should :~したほうがいい

"Would they?"
「そうだろうか?」

"Yes. So I think I shall come down."
「そうだよ。だから降りようと思う。」

"How?" asked you.
「どうやって?」と、君が尋ねます。

プーさんはそのことを考えていないませんでした。
もし彼がヒモを離したら、彼はドスンと落ちてー彼はそれは嫌でした。
そこで彼はしばらく考えて、こう言いました。

"Christofer Robin, you must shoot the balloon with your gun? Have you got your gun?"
「クリストファー・ロビン、君の銃で風船を撃ってくれ。銃を持ってるかい?」

注)もちろん、この銃はおもちゃのコルク銃です。 Have you got ~? : 持ってる? have got (=have ) のこと。

"Of course I have," you said. "But if you do that, it will spoil the balloon," you said.
「もちろん、持ってるけど、そうしたら風船をだめにするよ。」と、君は言いました。

"But if you don't," said Pooh, "I shall have to let go, and that would spoil me."
「でもそうしないと、ボクは風船を離して、ボクがだめになるよ。」と、プーが言いました。

注)spoil :だめにする
注)let go :~を放す

君がこう言った時、君は状況がどんなふうかを理解しました。
そして、君は注意深く風船を狙って、撃ちました。

"Ow!" said Pooh.
「あっ!」プーは言った。

"Did I miss?" you asked.
「外した?」君が尋ねます。

"You didn't exactly miss," said Pooh, "but you missed the balloon."
「正確には外したわけじゃあないけど、風船には当たらなかった。」と、プーは言いました。

注)exactly :正確に言うと

"I'm so sorry," you said, and you fired again, and this time you hit the balloon, and the air came slowly out, and Winnie-the-Pooh floated down to the ground.
「ごめんなさい。」と、君は言ってもう一度撃ちました。今度は風船に命中して、空気がゆっくりと抜けていき、プーさんは地面に舞降りてきました。

プーさんはずっと風船につかまっていたので、彼の腕は固まってしまい、1週間以上、腕を上にあげたまま、ハエが来て鼻の上に止まっても口で吹いて追い払わなければなりませんでした。
そして私が思うにー はっきりしたわけではないのですが ー彼がプーと呼ばれるのはこれが原因なのかもしれません。

注)fire :銃を撃つ
注)float down :ゆっくりと降りてくる

「プー」という名前の由来

手を下ろせず、ハエが鼻にとまっても、『プーッ』と息で追い払わなければならなかったので「プー」と呼ばれるようになったのかもと、お父さんは説明しています。
鼻で息を吹きかけるときの擬音は「puff」かな?

"Is that the end of the story?" asked Christofer Robin.
「それで終わり?」クリストファー・ロビンは尋ねました。

"That's the end of that one. There are others."
「終わりだよ。他にもあるよ。」

"About Pooh and Me?"
「プーと僕の?」

"And Piglet and Rabbit and all of you. Don't you remember?"
「それにピグレットやラビット、君たちみんなの。覚えてないの?」

"I do remember, and then when I try to remember, I forgot."
「もちろん覚えてるよ。でも思い出そうとすると忘れてしまってる。」

"That day when Pooh and Piglet tried to catch the Heffalump ー"
「プーとピグレットがヘファランプを捕まえようとした日の話。」

"They didn't catch it, did they?"
「捕まえなかったよね?」

"No."
「うん。」

"Pooh couldn't, because he hasn't any brain. Did I catch it?"
「プーにはむりだよ。利口じゃないから。ボクは捕まえた?」

"Well, that comes into the story."
「どうかな、それはお話の中で。」

クリストファー・ロビンは頷きました。

"I do remember," he said, "only Pooh doesn't very well, so that's why he likes having it told to him again. Because then it's a real story and not just a remembering."
「ボクは覚えてるよ。プーはあまり覚えていない、だから何度も話してもらうと喜ぶんだ。実際の話しで、覚えておくようなものじゃないからね。」

注)do remember : remember を強調したもの

注)have it told : それを話してもらう (have 目的 分詞 は「~してもらう」、「~される」の意味)

"That's just how I feel."
「ボクもそう思う。」

クリストファー・ロビンは深いため息を付いてクマの足をつかんで、引きづりながらドアの所へ行きました。

そこで振り返って、

"Coming to see me have my bath?"
「お風呂に入るのを見に来る?」と言いました。

注)see me have my bath : ボクが風呂に入るのを見る

"I might," I said.
「ひょっとしたら。」と、私は言いました。

"I didn't hurt him when I shot him, did I?"
「プーを銃で撃った時、怪我させなかったよね?」

"Not a bit."
「大丈夫。」

注)Not a bit : 少しも~でない

彼はうなづいて、部屋を出るとすぐに、私はウィニー・ザ・プーがドスン・ドスンと彼のあとを階段をのぼる音が聞こえました。

 

~おわり~