Ch.1-5 どれが女王バチだかわかるかい?

第1章 プーさんが風船でハチミツを取りに行くお話

青い風船につかまって、「空に浮かぶ雨雲」になって「ハチミツ」に近づく作戦は、どうやら「見破られている」ようです。それでもあきらめないで、次に取ったプーさんの行動は・・・

 

~ 5 ~

また、少しの沈黙がありました。

それからプーさんは下にいる君に再び声をかけます。

“Christofer Robin!”
「クリストファー・ロビン!」

“Yes?”
「何?」

“Have you an umbrella in your house?”
「家に傘持ってる?」

Have you an umbrella? : 傘持ってる? (英国の文法) Do you have an umbrella? のこと

“I think so.”
「持ってると思うよ。」

“I wish you would bring it out here, and walk up and down with it, and look up at me every now and then, and say ‘Tut-tut, it looks like rain.’ I think, if you did that, it would help the deception which we are practising on these bees.”
「それ持ってきてあちこち歩きまわって時々ボクの方を見上げて、『チェッ、雨みたいだな』と言ってくれたらなあ。そうしたら、今ハチに仕掛けてる騙しがうまく行くと思うんだ。」

I wish + 仮定法 : ~してくれたらなあ (願望の表現)

Well, you laughed to yourself, “Silly old Bear!”
君は「バカなクマだな。」と心のなかで笑いました。

 

Silly old Bear! : バカなクマだな。(クリストファー・ロビンがプーのことを愛情込めて言っています。

でも君は声に出しては言いません。 君は彼が大好きだったからです。

そして君は傘を取りに家に帰ります。

君が木の所に戻ってくるとすぐにプーさんは、上から呼びかけます。

“Oh, there you are!”
「お帰り!」

“I was beginning to get anxious. I have discovered that the bees are now definitely Suspicious.”
「心配になり始めていたんだ。ハチがすっかり疑っていることが分かったんだ。」

“Shall I put my umbrella up?” you said.
「傘をさそうか?」と君が言った。

注)Shall I ~ : ~しましょうか

“Yes, but wait a moment. We must be practical. The important bee to deceive is the Queen Bee. Can you see which is the Queen Bee from down there?”
「そうだね。でもちょっと待って。現実的になろうよ。騙すのに大事なハチは女王バチだよ。そこからどれが女王バチだかわかるかい?」

“No.”
「いや。」

“A pity. Well, now, if you walk up and down with your umbrella, saying, ‘Tut-tut, it looks like rain,’ I shall do what I can by singing a little Cloud Song, such as a cloud might sing….Go!”
「残念。でも、じゃあ、『チェッ、雨みたいだ』って言いながら、傘をもってその辺りを歩いてくれたら、ボクは雲が歌いそうなちょっとした雲の歌を歌ってボクなりにできることをするよ。さあ!」

そして、君が「雨が降らないかなあ」と歩きまわっている間、プーさんはこの歌を歌いました。

雲になって青い空に浮かんでいるのは素敵だな! (Cloud)
どんな雲も声に出して歌う (aloud)
「雲になって青い空に浮かんでいるのは素敵だな!」 (Cloud)
小さな雲になるって、誇らしいね (proud)

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