Ch.17-7 「オー、ティガー、会えてうれしいよ。」

第7章 ティガーが飛び跳ねないお話(7)

前回のあらすじ
3人を探しに行こうと、クリストファー・ロビンは言いました。プーは家路を探せば、元の場所に戻るから、今度はこのくぼみを探そうと言います。ラビットは意味が分からず、一人で霧の中を歩いて行きました。プーとピグレットは棚にある「ハチミツ」が呼んでいる方へ歩き出しました。

 

(7)

彼らは一緒に出かけました。

長い間ピグレットは何も言いませんでした。

つぼのじゃまをしないように。

それから突然高い声をあげました・・・

『うー』といった声で・・・

なぜならここがどこか分かり始めたからです。

でもあえて大声を出すことはしませんでした。

間違ってたらいけないからです。

そして、つぼが呼んでいようといまいとどうでもいいと確信した時、彼らの前から叫び声がしました。

この場面は?
霧の中で帰り道がわからなくなったプーとピグレット。家にある「はちみつのツボ」がプーを呼んでいます。その声の方へ歩いて行くと、見慣れた場所にたどり着いたという訳です。

そして霧の中からクリストファー・ロビンが現れました。

"Oh, there you are," said Christopher Robin carelessly, trying to pretend that he hadn't been Anxious.
「おー、そこにいたのか。」クリストファー・ロビンはさらりと言って、心配してないふりをしました

"Here we are," said Pooh.
着いたぞ。」プーは言いました。

"Where's Rabbit?"
「ラビットは?」

"I don't know," said Pooh.
「知らない。」プーは言いました。

"Oh--well, I expect Tigger will find him. He's sort of looking for you all."
「ああ、そうか、ティガーが見つけてくれるよ。彼もキミたちを探してるんだ。」

"Well," said Pooh, "I've got to go home for something, and so has Piglet, because we haven't had it yet, and ---"
「じゃあ、」プーは言いました。「ボクは家に帰って何か食べてくる。ピグレットも、ボクらはまだ何も食べてないからね。」

"I'll come and watch you," said Christopher Robin.
「ボクも一緒に行くよ。」クリストファー・ロビンは言いました。

注)carelessly :さらりと
注)pretend that he hadn't been Anxious :心配してないふりをする
注)Here we are :着いたぞ
注)expect :期待する
注)sort of :どちらかと言えば
注)I've got to go home :have got = have なので、have to(~しなければならない)の意味になります。
注)so has Piglet :ピグレットもそうだよ

それで彼はプーと一緒に帰り、長い間プーを見ていました・・・

見ている間、ティガーは森中ラビットを大声で探し回っていました。

そしてついに、とても小さな哀れなラビットがティガーの声を聞きました。

そしてとても小さな哀れなラビットはその声の方に霧の中を走り、突然ティガーに出くわしました。

友達のティガー、偉大なティガー、大きな助けてくれたティガー、飛び跳ねたらとても美しく飛び跳ねるティガー

"Oh, Tigger, I am glad to see you," cried Rabbit.
「おー、ティガー。会えてうれしいよ。」ラビットは叫びました。

このラビットの喜びようは?
最初、ラビットがティガーを道に迷わせようとしたのが、逆にラビットが道に迷い、それをティガーが見つけてくれたことで、ラビットがティガーに感謝している様子です。

~終わり~