Ch.17-5 「霧の中ではどこも同じに見える。」

第7章 ティガーが飛び跳ねないお話(5)

前回のあらすじ
彼らは、縦一列に並んで歩いていました。やがてティガーが先頭に来ます。高いところに行くと、ますます」霧が濃くなってきました。ティガーは先を急いで、見えなくなりました。「今だ!」3人はくぼみに身を隠しました。それから3人は家路に向かいました。

 

(5)

"Well," he said slowly.
「そうだね。」彼はゆっくりと言いました。

"Come on," said Rabbit. "I know it's this way."
「さあ、こっちだよ。」ラビットは言いました。

彼らは進みました。

10分後、再び止まりました。

"It's very silly," said Rabbit, "but just for the moment I-- Ah, of course. Come on.". . .
おかしい。」ラビットは言いました。「でも、今は、ボクが・・あー、もちろん。さあ行こう。」・・・

"Here we are," said Rabbit ten minutes later. "No, we're not.". . .
着いたぞ。」10分後にラビットは言いました。「いや、まだ・・・」

注)this way :こちら
注)silly :おかしい
注)Here we are :着いたぞ

"Now," said Rabbit ten minutes later, "I think we ought to be getting--or are we a little bit more to the right than I thought?". . .
「今度は、」10分後にラビットは言いました。「着いてるはずなんだけど・・あるいはもう少し右のほうかな?」・・・

"It's a funny thing," said Rabbit ten minutes later, "how everything, looks the same in a mist. Have you noticed it, Pooh?"
「おかしい。」10分後にラビットは言いました。「霧の中では何でも同じに見える。気づいたかい、プー?」 プーはそうだと言いました。

"Lucky we know the Forest so well, or we might get lost," said Rabbit half an hour later, and he gave the careless laugh which you give when you know the Forest so well that you can't get lost.
「森のことをよく知っててラッキーだ。そうでないと迷ってるからね。」30分後にラビットは言いました。そして森のことをよく知っているので迷うはずがないときにするように笑いました。

注)ought to :~するはずだ
注)looks the same :同じに見える
注)get lost :道に迷う
注)half an hour later :30分後に
注)so ~ that ~ : とても~なので~だ

Piglet sidled up to Pooh from behind.
ピグレットは(恥ずかしそうに)後ろからプーのところに行きました。

"Pooh!" he whispered.
「プー!」彼はささやきました。

"Yes, Piglet?"
「何、ピグレット?」

"Nothing," said Piglet, taking Pooh's paw. "I just wanted to be sure of you."
「何でもない。」ピグレットはプーの手を取って言いました。「キミを確認したかっただけだよ。」

When Tigger had finished waiting for the others to catch him up, and they hadn't, and when he had got tired of having nobody to say, “I say, come on” to, he thought he would go home.
ティガーはみんなが彼に追いつくのを待つのを止めて、彼らもが来なかったし、『さあ、行こう。』と言う相手もいないので、家に帰ろうと思いました。

So he trotted back; and the first thing Kanga said when she saw him was,
それで彼は早足で戻り、カンガが彼を見て最初に言ったことは、

"There's a good Tigger. You're just in time for your Strengthening Medicine,"
「ティガーじゃないの。あなたの元気の出る薬の時間に間に合ったわね。」彼女は薬を注ぎました。

Roo said proudly, "I've had mine,"
ルーは誇らしげに言いました。「ボクはもう飲んだよ。」

and Tigger swallowed his and said,
そしてティガーは薬を飲んで、言いました。

"So have I,"
「ボクもだよ。」

注)whisper :ささやく
注)be sure of :確認する
注)just in time for :~の時間にちょうど間に合う
注)Strengthening Medicine :元気の出る薬
注)So have I :ボクもそうだよ

and then he and Roo pushed each other about in a friendly way, and Tigger accidentally knocked over one or two chairs by accident,
それから彼とルーはお互いに仲良く押しあって、ティガーは偶然イスを1,2脚倒しました。

and Roo accidentally knocked over one on purpose,
そしてルーはわざとイスを1脚倒しました。

and Kanga said,
そしてカンガは言いました。

"Now then, run along."
「さあ、あっちに行ってなさい。」

"Where shall we run along to?" asked Roo.
「どこに行けばいいの?」ルーは尋ねました。

"You can go and collect some fircones for me," said Kanga, giving them a basket.
モミの実を集めて来てちょうだい。」カンガはカゴを与えて、言いました。

So they went to the Six Pine Trees, and threw fircones at each other until they had forgotten what they came for,
それで彼らは6本の松の木に行って、お互いにモミの実を投げあって、何しに来たのか忘れてしまっていました。

and they left the basket under the trees and went back to dinner.
そしてカゴを木の下に置いたまま夕飯に戻ってきました。

And it was just as they were finishing dinner that Christopher Robin put his head in at the door.
そしてちょうど夕飯が終わった時、クリストファー・ロビンがドアからのぞきました。

注)run along :あっちへ行く
注)collect some fircones :モミの実を集める

"Where's Pooh?" he asked.
「プーはどこ?」彼は尋ねました。

"Tigger dear, where's Pooh?" said Kanga.
「ティガー、プーはどこ?」カンガは言いました。

Tigger explained what had happened at the same time that Roo was explaining about his Biscuit Cough and Kanga was telling them not both to talk at once,
ティガーは起こったことを説明し、それと同時にルーがビスケットでむせたことを説明し、カンガは二人に一度に話さないようにと言いました。

so it was some time before Christopher Robin guessed that Pooh and Piglet and Rabbit were all lost in the mist on the top of the Forest.
そしてしばらくしてクリストファー・ロビンはプーとラビットとピグレットが森の頂上の霧の中で道に迷っているのだと思いました。

"It's a funny thing about Tiggers," whispered Tigger to Roo, "how Tiggers never get lost."
「どうしてティガーは道に迷わないんだろう、おかしいね。」ティガーはルーにささやきました。

"Why don't they, Tigger?"
「どうしてなの、ティガー?」

注)never get lost :決して道に迷わない