Ch.11-3 そして、ここを『プー横丁』と呼ぶことにしよう

第1章 プー横丁にイーヨーの家が建つお話(3)

前回のあらすじ
2人は「歌」を練習します。プーが歌い、ピグレットが合いの手をいれます。これは「野外で歌う歌」なのです。イーヨーが住んでいる近くまで来ると、雪は止んでいました。その時、プーはイーヨーだけが家を持っていないと、ピグレットに話します。

 

(3)

"That," said Piglet, "is a Grand Idea. Where shall we build it?"
「それは、いい考えだ。どこに建てるの?」ピグレットは言いました。

"We will build it here," said Pooh, "just by this wood, out of the wind, because this is where I thought of it. And we will call this Pooh Corner. And we will build an Eeyore House with sticks at Pooh Corner for Eeyore."
「ここだよ。」プーは言いました。「ちょうどこの森のそば。風も来ないし。ボクはここを考えていたんだ。そして、ここを「プー横丁」と呼ぶことにしよう。そして「プー横丁にイーヨーのために木切れで「イーヨーの家」を建ててやろうよ。」

注)out of the wind : 風がない、風が届かない
注)with sticks : 木切れで

"There was a heap of sticks on the other side of the wood," said Piglet. "I saw them. Lots and lots. All piled up."
「森の反対側に木切れの山があったよ。見たんだ。たくさん、たくさん。みんな積み上げてあった。」

"Thank you, Piglet," said Pooh. "What you have just said will be a Great Help to us, and because of it I could call this place Poohanpiglet Corner if Pooh Corner didn't sound better, which it does, being smaller and more like a corner. Come along."
「ありがとう、ピグレット。」プーは言いました。「キミが今言ったことは大いに役に立つものだ。おかげで、『プー&ピグレット横丁』と呼んでもいいよ、『プー横丁』の響きがあまりよくなければ。でも、『プー横丁』のほうが短くて、横丁らしい響きだけど。さあ、おいでよ。」

注)a heap of sticks : 積み重ねられた木切れ
注)a Great Help :大いに役に立つ
注)because of it : そのおかげで
注)which it does : which は Pooh Corner のこと、does は sounds。「プー横丁のほうがひびきがいい」ということ

それで、彼らは門から降りて、木切れを取りに森の反対側に行きました。

クリストファー・ロビンは午前中、家の中でアフリカに行ったりして過ごしていました。

ちょうど船を降りたばかりで、外はどうなってるかなあと考えていました。

その時、ドアをノックしていたのは、他ならぬイーヨーでした。

"Hallo, Eeyore," said Christofer Robin, as he opened the door and came out. "How are you?"
「やあ、イーヨー。元気かい?」クリストファー・ロビンはドアを開けて、出てきて言いました。

"It's snowing still," said Eeyore gloomily.
「まだ、雪が降ってるよ。」イーヨーは憂うつそうに言いました。

注)gloomily : 憂うつそうに

"So it is."
「そうだね。」

"And freezing."
「それに凍えるよ。」

"Is it?"
「そうなの?」

"Yes," said Eeyore. "However," he said, brightening up a little, "we haven't had an earthquake lately."
「そうだよ。でも、」イーヨーは少し明るくなって、言いました。「最近、地震とかなかったよね。」

"What's the matter, Eeyore?"
どうしたんだ、イーヨー?」

"Nothing, Christofer Robin. Nothing important. I suppose you haven't seen a house or whatnot anywhere about?"
「なんでもない、クリストファー・ロビン。重要なことではないんだ。キミが家みたいなものをどこかで見かけてないかと思ってね。」

注)freezing :凍える
注)brighten up a little :少し元気になる
注)earthquake :地震
注)what's the matter? :どうしたんだ
注)a house or whatnot : 家、あるいはそのようなもの

"What sort of a house?"
「どんな家?」

"Just a house."
「ただの家だよ。」

"Who lives there?"
「誰が住んでるの?」

"I do. At least I thought I did. But I suppose I don't. After all, we can't have houses."
「ボクだよ。少なくともそうだと思ってた。でも、今は住んでないんだ。結局、僕らは家を持てないんだね。」

注)at least :少なくとも