Ch.11-2 雪が降れば降るほど ティドゥリ・ポム

第1章 プー横丁にイーヨーの家が建つお話(2)

プーさんは、作ったばかりの歌をピグレットに歌ってあげます...

 

(2)

「プー。」ついに彼は言ったものの、少しおどおどしていました。

なぜならば、プーに自分が負けそうになっていると思われたくなかったからです。

"I was just wondering. How would it be if we went home now and practicedyour song, and then sang it to Eeyore tomorrowーorーor the next day, when we happen to see him."
「考えていたんだけど。家に帰って歌を練習したらどうだろう。そして、明日にでも、あるいはその次の日か、イーヨーにたまたま会ったときに、歌ってあげようよ。」

"That's a very good idea, Piglet," said Pooh. "We'll practice it now as we go along. But it's no good going home to practice it, because it's a special Outdoor Song which Has To Be Sung In The Snow."
「それはいい考えだ、ピグレット。」プーは言いました。「今、歩きながら練習しよう。でも家に帰って練習するのはだめだ。なぜなら、この歌は雪の中で歌われるべき特別な野外の歌なんだ。」

"Are you sure?" asked Piglet anxiously.
「ほんと?」ピグレットは心配そうに尋ねました。

注)practice :練習する
注)happen to see :たまたま会う
注)anxiously :心配そうに

"Well, you'll see, Piglet, when you listen. Because this is how it begins. The more it snows, tiddely pom ー"
「ピグレット、聞いたら分かるよ。こんなふうに始まるんだから。雪が降れば降るほど、ティドリーポムー

"Tiddely what?" said Piglet.
「ティドリー何?」ピグレットは言いました。

"Pom," said Pooh. "I put that in to make it more hummyThe more it goes, tiddely pom, the more ー"
「ポムだよ。歌らしくするために入れたんだ。それだけますます、ティドリーポム それだけー

プーが話していると、

"Didn't you say snows?"
「雪が降るって言わなかった?」

"Yes, but that was before."
「言ったよ。でもずっとだよ。」

"Before the tiddely pom?"
「ティドリーポムの前?」

"It was a different tiddely pom," said Pooh, feeling rather muddled now. "I'll sing it to you properly and then you'll see."
別のティドリーポムだよ。」プーはかなり混乱して言いました。「きちんと歌ってあげるよ。そうしたら、分かるから。」

そこで、彼は再び歌いました。

注)to make it more hummy :歌らしくするために
注)feeling rather muddled :かなり混乱して
注)properly :きちんと

The more it SNOWS-tiddely pom,
雪が降れば 降るほどーティドゥリ ポム、

The more it GOES-tiddely pom
降れば 降るほどーティドゥリ ポム

The more it GOES-tiddely pom
降れば 降るほどーティドゥリ ポム

On Snowing.
雪が 降り続く

And nobody KNOWS-tiddely pom,
誰も 知らないーティドゥリ ポム

How cold my TOES-tiddely pom
ボクの 足がーティドゥリ ポム

How cold my TOES-tiddely pom
ボクの 足がーティドゥリ ポム

Are Growing
冷たく なっていることを

この「詩」について?
snows / goes / knows / toes が韻をふんでいます。また、snowing と growing も韻を踏んでいます。

彼はこんなふうに歌いました。

それが一番いい歌い方なのです。

彼が歌い終わって、ピグレットがこれまで聞いた「雪の日のための野外の歌」の中で、これが最高だ、と言ってくれるのを待ちました。

「プー、『足』というより『耳』だよ。」彼は厳かに言いました。

二人がイーヨーの憂うつな場所に近づく頃、そこに彼は住んでいたのですが、ピグレットの耳の後ろに雪が積もって、彼はそれが嫌だったので、彼らは小さな松の森の方に向きを変え、森に続く門の上に座りました。

雪はありませんでしたが、とても寒く、暖まるために、プーの歌を6回歌いました。

ピグレットがティドゥリポムで、プーがその残りを歌い、二人は適当なところで、木の枝を鳴らしながら、門の上で足をトントンさせていました。

しばらくすると、暖まってきて、再び話すことができました。

"I've been thinking," said Pooh, "and what I've been thinking is this. I've been thinking about Eeyore."
「ずっと考えていたんだ。」プーは言いました。「考えていたのはこれ。イーヨーのことなんだ。」

"What about Eeyore?"
「イーヨーがどうしたの?」

"Well. poor Eeyore has nowhere to live."
「ほら、可哀想なイーヨーには住む所がないんだ。」

"Nor he has," said Piglet.
ないね。」ピグレットが言いました。

"You have a house, Piglet, and I have a house, and they are very good houses. And Christofer Robin has a house, and Owl and Kanga and Rabbit have houses, and even Rabbit's friends and relations have houses or somethings, but Eeyore has nothing. So what I've been thinking is: Let's build him a house."
「君は家を持ってる、ピグレット。ボクにも家がある。どちらも立派な家だ。そしてクリストファー・ロビンも家を持ってる。アウルもカンガもラッビットも、ラビットの友達やら親戚も家みたいなものを持ってる。でもイーヨーは持ってない。だから、ボクが考えていたのは、『彼に家を建ててやろう。』ってことだ。」

注)has nowhere to live :住む家がない
注)Nor he has :確かに持ってない
注)build him a house :彼に家を建ててやる