助動詞

助動詞の種類

can:~できる

I can speak English.
私は英語を話すことができる

 

may:~してもよい

You may eat the cake.
あなたはそのケーキを食べてもよい

 

must:~しなければならない

You must do the homework.
あなたはその宿題をしなければならない

 

will:~するつもり

I will play the piano.
私はピアノを弾くつもりです。

 

【注意】

助動詞 + 動詞の原形 という形で使います。

You must be quiet.
あなたは静かにしなければならない。

must の後は「原形」がくるので、is am are とはならず、「原形:be」となります。

助動詞があるときは、「3人称単数のS」は考慮する必要はありません。

 

助動詞の疑問文

助動詞を主語の前にやることで、「疑問文」になります。

 

Can she play the piano?
彼女はピアノを弾くことができますか?

 

答え方は

Yes, she can.
No, she can't.

 

( can not の短縮形は cannot でもいいし、can't でもいい)

 

 

May I play the piano?
ピアノを弾いてもいいですか?

 

「どうぞ。」と言いたければ、
Sure. あるいは、Yes, of course.

 

「だめです。」と言いたければ、
No, you may not.

 

(Yes, you may. は「目下」の人にはOKです)

 

 

Must I go there?
そこへ行かなければなりませんか?

 

「はい」と答える場合は、
Yes, you must.

 

「いいえ、その必要はありません。」と答える場合は、
No, you don't have to. あるいは、
No, you need not.

 

must not は「~してはいけない」という強い禁止の意味です。

You must not go there alone.
あなたは一人でそこに行ってはいけません。

 

 

次のような、「助動詞」を用いた表現もあります。

Will you open the window? (人にものを頼む表現)
窓を開けてくれませんか?

 

「いいですよ。」は Sure.

(断るときは、何か「理由」を言って断ります。)

 

Would you open the window? ( would は will の過去形)

さらに「ていねい」な依頼の表現です。

 

会話などで、「~はいかがですか?」と勧める言い方として、
Would you like some coffee?

 

 

Shall I open the window?
窓を開けましょうか? 

「はい、お願いします。」 Yes, please.

「いいえ、けっこうです。」 No, thank you.

 

Shall I ~ を Shall we ~ ? にかえると、

Shall we play tennis?
一緒にテニスをしませんか?

という意味で、Let's play tennis. と同じ意味になります。

 

答え方は、
All right.(いいですよ)
No, let's not.(やめときましょう。)と答えます。

 

助動詞の否定文

 

can not( cannot、 can't )2つの意味があります。

 

He can't swim.(彼は泳ぐことができない。)

The story can't be true.(その話は本当であるはずがない。)

 

「できない」なのか「はずがない」なのかは自分で判断しなければなりません。

 

 

may not にも2つの意味があります。

 

You may not eat the cake.
あなたはそのケーキを食べてはいけない。(軽い禁止)

 

He may not come.
彼は来ないかもしれない。

 

 

must not は「強い禁止」の表現です。

You must not eat the cake.
あなたはそのケーキを食べてはいけない。(強い禁止)

 

「~しなければなりませんか」に対して、「その必要はありません。」と答える場合は、
No, you don't have to.
No, you need not. と覚えましょう。

 

had better と should

 

他にも、助動詞はたくさんありますが、意外とよく出てくる助動詞に、「had better」 と 「should」があります。

「had better」を「~したほうがよい」と覚え、「should」を「~すべきだ」と覚えていると、少し誤解が生じます。

 

あなたは、should(~すべきだ)のほうが had better(~したほうがよい)よりも強い忠告だと思うかもしれません。

 

例えば、京都でお薦めの観光地は?ときかれて、「金閣寺には行ったほうがいいよ。」と言いたいとき、

  You had better go to Kinkakuji Temple.

 

と言ったりしてはいませんか? これでは相手はびっくりしますよ。こんなときは

 You should go to Kinkakuji Temple. と言います。

 

<had better>

had better は「強い警告」を意味しています。つまり「何かをしたり/しなかったりした結果に関して警告するときに使われるのです。

 

強い警告は規則・法律・必要性を説くときに使われます。この語の背景には「もし無視したら重大な結果が生じることを示唆しているのです。

 

規則・法律に違反している場合は、

have to, need to, mustなどが使われますが、

規則・法律とは関係なく「必要性」がある場合には、had betterが使われます。( had better は、規則や法律は含みません。)

 

「必要性」とは、「これがうまく行かないと会社が倒産する」といった場合が考えられます。

 You had better wear a tie when you meet a customer.

 

<should>

これに対して、should は普通の忠告であり、推奨です。相手に対して「いいこと」があるとか、エチケットだとか、道徳的だという意味を含んでいます。

 You shouldn't talk loudly on the train.

 

だから、京都でお薦めの観光地は?ときかれて、「金閣寺には行ったほうがいいよ。」と言いたいときは、

 You should go to Kinkakuji Temple. と言うのです。

 

<might want to>

「忠告」の選択に迷う場合や、相手を怒らせたくない場合は

 might want to / could を使ってください。

 You might want to take an umbrella.
 傘を持って行ったほうがいいよ。

 We could hire more sales staff.
 もっと販売員を雇ったほうがいい。

 

これだと「やわらかい言い方なので、好感が持てます。

ただし、could の否定は couldn't ではありません。( couldn't には忠告の意味がありません。)

couldn't ではなく、might not want to を使ってください。

 It's a little cold tonight. You might not want to go out without a jacket.

 

<その他の表現>

should の代わりに使える表現として、why don't you --?I recommend --ing 等があります。

 Why don’t you give her a call?
 彼女に電話してみてはどうですか?

 

 I recommend going by airplane.
 飛行機で行ったほうがいいですよ。

 

 You ought to give up smoking.
 タバコはやめたほうがいいよ。

 

 It’s a good idea to save money for a rainy day.
 万が一に備えて、お金を貯めるのはいい考えだ

 

 

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